リハ

挨拶をして定位置に着く。
開口一番に彼はこう言った。


担「昨日はほんとにすいませんでした。」
拓「(;´Д`)ナニガ?
担「いや、昨日のフェルトの事…」
拓「あ〜、はい。で、どうするんですか?」
担「はい、―――――って感じでやろうと思います。」
拓「はい、わかりました。お願いします。」


昨日、ちょっと言ったんです。
キレたとかじゃないですよ。
今やってる訓練の一つに、
カードサイズ程のフェルト数枚を並べて、
手の甲を返さずに左手だけで裏返す―
っていうのがあるんです。
始めた当初の説明では、
「段々と素材や大きさを変えていきます。」
とあったのに、変わる事なく一月半が経ちました。
なので問いました。
「まだフェルトのままなんですか?
 最初の説明からするともう次へ進めてると思うんですよね。
 出来てる出来てないどっちにしても何も言ってくれないとこっちは解りません。」
と。
返ってきたのは何ともハッキリしない答え。


患者からこんな事問われてる時点でどうかとも思うんですが、
でも今日、リハ前にきちんと声に出して謝罪してきました。
関係上とか謝らなければならない理由とかは置いといて、
やっぱり年下相手に頭下げるって難しいと思うんです。
ただ謝るだけではなく、
「何時々○○テストをやって、その結果と併せて何時々から〜にしていこうと考えてます。」
と、明確にしてきたので、素直に納得出来、理解出来た。


遅まきだけど、少し変わってきたかも。
担当が貴方である以上、俺がまず頼るのは貴方なんです。
貴方が受け持つ患者さんがまず頼るのは貴方なんです。
俺も頑張るから、
貴方も頑張れ、担当さん!