ぐうの音も出ません。

入院中から継続してる粘土使用のリハビリ。
強度により赤<緑<青と、他数種に色分けされてるリハ用の粘土。
使用していたのは、
赤=1指と3・4・5指の指先で小さな玉作りと、
緑=棒状に伸ばし、1×3・4・5での摘み、摘みからの引っ張り訓練。
一月半程前辺りから、緑が青に変更になった。
もちろん勝手に変えた訳ではなく、力の付き具合に合わせた療法士からの指示。
粘土は棚に並んでいて、自分で用意する事に何ら支障はないので取りに行こうとすれば、「いいですよ、座っててください」と、毎度療法士が揃えてくれるている。まぁ、それも仕事の内なのか、その都度素直にお礼は言っていた。
粘土だけにあらず、自分で行うリハでの使用道具一式。
だが、大概どれか足りない。
更には必要としない緑の粘土が毎度目の前に並ぶ。
他の患者さんが使用する場合には無駄ではないが、そこに俺しか居ないのに、必要としない物まで用意される意図が理解出来ない。
ましてや、其れを必要としなくなったのは彼の指示の結果だ。
まぁいい。
今週に入り、赤の粘土は卒業とのこと。
入院中の担当者は、やたら数こなすより、2・3個でも綺麗な玉を、と言っていた。
正直、未だあまり綺麗な玉は自分では出来てはいないと思っていたが、現担当から見て、もうクリア出来ているとの判断なのでしょうね。
この玉作り、前担当者の考えたアイディアリハなのだが。
俺が知らないだけで、前・現担当間での趣旨の確認取れてるのかもしれないし、卒業と言われりゃ卒業だ。
緑が青に変わり、赤を卒業した今、使う粘土は何色でしょう?
ええ、青一色ですよ。
今日も緑がもれなく付いてきて、俺の前に並んでいますよ。
見れば、同じテーブルを囲んでいる患者さん、粘土を使わない方ばかりですよ。
それでも担当さんはご親切に緑の粘土をケースから出してくれていました。
もう俺にはさっぱり理解出来ません。
尋ねました。
「毎回緑出されるけど、それは俺が使う物ですか…?」
『ん…、アレ、緑使ってませんでしたっけ?アレ、何色でしたっけ…?』
…。
「いや‥だからさ、赤と緑が赤と青になって、赤がなくなって青だけじゃないの?
貴方の指示じゃなかったでしたっけ?」
『あ、じゃあ緑は何に使ってるんですっけ?』
ハァ!!!!?
何俺に聞いてんの?
俺アンタの受け持ち患者じゃねぇの?
違うから判らなかったの?
何だ?俺の説明至らなかったか?
日本語が変だったか?
だから意味不明な返事なのか?
いや寧ろ俺の頭足りねぇからその返しが理解出来ねぇのか?


あんたとここまで会話出来ないとはね。


もう俺、人と対話していく自身ねぇよ…